■ハンドアウト  各PCには以下の設定がつく。キャラクター作成時にGM、並びにプレイヤーと設定をよく相談すること。 PC1:PC2が担当しているセカンダリで、UGN樺ヶ崎市支部に所属するエージェント。巽行哉、遠野暁の同僚にして友人。 PC2:PC1のカウンターとしてUGN樺ヶ崎市支部に所属するエージェント。巽行哉、遠野暁の同僚にして友人。 PC3:UGN樺ヶ崎市支部に協力するUGN関係者。遠野忍という友人がいる。 PC4:UGN樺ヶ崎市支部に協力するイリーガル。勝部悠玄と知り合いで、遠野忍と面識がある。 PC1用ハンドアウト シナリオロイス 巽行哉 P 友情/N 不安 カヴァー/ワークス UGNエージェント/セカンダリA〜D  キミは過去にジャーム化し、セカンダリとして日常に帰ってきたプライマリだ。現在はキミの担当カウンターであるPC2と、共に日々を過ごしている。  新たな日常、そしてエージェントとしての任務にも少しずつ慣れてきたキミに、新たな任務が下される。  市内で頻発している誘拐事件の調査――これだけならばよくある任務だが、キミにはひとつ、気がかりなことがあった。  曰く、キミの友人である巽行哉、そして彼の担当カウンターである遠野暁が、先日の任務中、消息を絶ったのだという。  彼らとは同じ支部に所属している上、立場の似たエージェント同士。任務で顔を合わせる他にも、良き友人として良好な関係を築いていた。  自分の任務もあるが、彼らの安否も心配だ。兎にも角にも、まずは自分のやるべきことを全うしなければ。キミは早速、PC2と共に誘拐事件の調査に乗り出すのだった。 PC2用ハンドアウト シナリオロイス 遠野暁 P 信頼/N 不安 カヴァー/ワークス UGNエージェント/カウンターA〜D  キミはUGN樺ヶ崎市支部に所属しているプライマリだ。これまで様々な任務を経験してきたが、現在はカウンターとして、担当するPC1と共に活動している。  日々を任務で忙しく駆け回っているキミに、また新たな任務が下される。  キミたちの所属している樺ヶ崎市で、若い女性ばかりが狙われた誘拐事件が多発しているのだという。キミはPC1と協力して、この事件の調査をするよう依頼された。  また、その事件が発生し始めた同時期に、キミの同僚であり、友人でもある遠野暁と、その担当セカンダリである巽行哉が姿を消したらしい。  同時発生した2つの事件。暫く支部内が騒がしくなりそうだ、と、キミは肩を竦めつつ――同時に歴戦エージェントの勘が、何か不吉な予感を抱くのだった。 PC3用ハンドアウト シナリオロイス 遠野忍 P 任意/N 隔意 カヴァー/ワークス 高校生/UGN関係  キミは最近覚醒したばかりのプライマリだ。現在はUGNに協力しつつ、任務がない日は日常を過ごしている。  キミには遠野忍という友人がいる。彼女もキミと同じく覚醒したてであるが、キミのように任務をこなせる能力は持っていない。そんな彼女はキミにとって、レネゲイドの関わる世界の外側――つい最近まで「日常」だった世界で接することができる、大切な存在となっている。  しかし、ここ最近彼女の姿を見かけない。そして、時を同じくして市内で発生し始めた、若い女性ばかりを狙った連続誘拐事件。  キミの頭に不吉な予感が走った。この地域を管轄しているUGNなら何か知っているかもしれない。そう思い立ったキミは、足早に樺ヶ崎市支部へと向かうのだった。 PC4用ハンドアウト シナリオロイス 勝部悠玄 P 尊敬/N 脅威 カヴァー/ワークス 指定なし/指定なし(UGNと協力関係にあること)  キミはUGN樺ヶ崎市支部の協力者だ。  実力あるプライマリであるキミは、人手不足の支部に頻繁に呼び出されることが常だった。しかし今回は普段の任務とは違い、知り合いである勝部悠玄から、個人的に依頼を受けることになった。  話を聞くと、勝部道場に通う遠野忍という少女が行方不明になったらしい。彼女のことは、この道場で何度か見かけたことがある。最近市内を騒がせている誘拐事件のこともあり、彼女の安否が心配だ。  キミは早速、彼女の捜索に乗り出すのだった。