■ハンドアウト  各PCには以下の設定がつく。キャラクター作成時にGM、並びにプレイヤーと設定をよく相談すること。 PC1:30年の眠りから覚めたセカンダリ。30年前ジャーム化した元同僚との戦いでジャーム化した。 PC2:PC1のカウンター。PC1の元相棒である叔父から頼まれてカウンターとなる。 PC3:UGN樺ヶ崎市支部のエージェント。PC2の知り合いで、支部長からの頼みでPC1とPC2を護衛する。 PC4:フリーの記者。とある“情報提供者”の依頼で、事件を調査する。 PC1用ハンドアウト シナリオロイス “スピットアウト” P 連帯感/N 憎悪 カヴァー/ワークス UGNエージェント/セカンダリ  キミはかつて、ジャーム化し凍結保存されていたが、治療され目覚めたセカンダリと呼ばれる存在だ。  約30年前、キミはUGNエージェントとして、相棒と共にある事件を担当していた。  その事件は“スピットアウト”と呼ばれるジャームの暴走事件。キミはそのジャームとの激しい戦いの末、ロイスを使い果たし、ジャーム化した。共に現場にいた相棒の手でキミは捕縛され、凍結保存されるに至った。  そして次に目覚めたとき、キミの目の前には、随分と老けた相棒――牧間の姿があった。  牧間は、キミが眠る前とは変わった世界と、キミの新しい相棒を紹介するという。  一通りの状況説明の後、牧間はキミに一つの任務を言い渡すのだった。 PC2用ハンドアウト シナリオロイス PC1 P 任意/N 任意 カヴァー/ワークス UGNエージェント/カウンター  キミはUGN樺ヶ崎市支部に所属するエージェントだ。  キミは叔父である樺ヶ崎市支部支部長、牧間穂希の頼みで、彼のかつての相棒の、新たなる相棒――カウンターとなった。  聞けば30年間眠っていたらしく、この時代に馴染んでいけるのか、そんな彼とうまくやっていけるか、些かの不安はある。  しかし、それは自分たちに与えられた「任務」への不安に比べれば、微々たるものだ。 キミたちへの任務、それは政治的取引によってセカンダリとして目覚め、しかし自らのカウンターを殺して逃走した、凶悪犯罪者“スピットアウト”の確保だった。 PC3用ハンドアウト シナリオロイス PC2 P 任意/N 任意 カヴァー/ワークス 指定なし/UGNエージェント(UGNと協力関係にあれば別ワークスでも可)  キミはUGN樺ヶ崎市支部に協力するプライマリだ。  今回キミはPC1とPC2の護衛兼サポート役として、任務を依頼された。  PC2とは何度か仕事をしたことがあり、その腕は信頼している。しかしどうやら、今回の任務は一筋縄ではいかなそうだ。 今回二人に与えられ、自分がサポートをする“任務”とは、カウンターを殺し逃走したセカンダリ“スピットアウト”の確保だ。なぜ目覚めて間もないPC1にそのような任務が与えられるかといえば、PC1とスピットアウトには浅からぬ因縁があるため、らしい。  スピットアウトはPC1に執着している、故にPC1に彼を追わせれば、必ず姿を現すだろう、と上層部から指示があったそうだ。  キミに護衛を依頼した樺ヶ崎市支部支部長の、苦虫を噛み潰したような顔を思い返し、キミは任務を十全にやり遂げなければ、と決意を固めるのだった。 PC4用ハンドアウト シナリオロイス “情報提供者” P 信頼/N 脅威 カヴァー/ワークス 記者/指定なし  キミはUGNやレネゲイドに関するネタを追う、フリーの記者だ。  キミが現在追っているネタは、最近発生した、セカンダリがカウンターを殺害して逃げた、という事件だ。  この事件は、一般には公開されていない。殺されたカウンターは事故で亡くなったことになっている。  しかし信頼できる情報提供者から、この件の真相を確かめて欲しいと依頼されたキミは、調査へと乗り出した。  彼には様々な恩と借りがあるために二つ返事で引き受けたが、きっとこのネタは記事にはできないだろうと、キミの記者としての勘は告げている。  厄介な依頼だが、引き受けたからには仕事はキッチリこなそうと、キミは調査に乗り出した。